妊活とザクロ

ザクロ
〜ザクロ科 ザクロ属Punica granatum

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◉ザクロの基礎知識

ザクロは、学名をピューニカ・グナーツム(Punica granatum)といい、ザクロ科ザクロ属に分類される落葉樹の潅木です。近年の分類学体系では、ザクロ属はミソハギ科(学名:Lythraceae)に分類されます。(潅木=植物学的の用語で、生長しても樹高が約3メートル以下の木のこと。)

◉多くの伝統的医学書に記されたザクロ

中国医薬書には、ザクロが花や葉、果実、根において、様々な疾病に幅広く利用されていることが記載されており、ペルシャの伝統的医学書(今日の西洋医学の原典とされている)には、次のような効能があると示されています。いかに、ザクロが有効で貴重な植物であったかが伺えます。

心臓および肝臓の回復、血液の浄化および循環の改善 鎮咳作用 腎臓および尿管の浄化
糖尿病の改善 消化促進作用、余分な脂肪の除去 抗インポテンツおよび強精作用
滋養強壮作用 老人のボケ防止 不妊治療 美肌 妊娠中のつわり緩和、体力補強
更年期ホルモン調整 二日酔い防止 痛風 歯茎や傷の止血作用 口臭予防、口内炎
扁桃腺炎、咽頭炎、喉頭炎の消炎作用

日本ではこれまで、外皮の中にある赤透明の小さな粒=果肉(仮種皮)のみを食べる習慣がありました。ザクロの原産地イランでは、現在でもザクロを日常生活の中に取り入れて愛用しています。この国では、果物は朝から欠かせないもので、様々なフルーツを食べていますが、ザクロはそのままスプーンで赤透明の小さな粒を種ごと、カリカリと食べています。

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また、葉の部分を煎じて紅茶のようにして飲んだり、ザクロを搾った果汁は濃縮エキスとして保存し、年中必要な時に料理に使ったり、愛飲しています。昔からイランの人達は、ザクロが健康や美容のための果物であることを経験的に知っていたので、現在でも暮らしの中に”先人からの教え”が生かされています。

◉日本のザクロとイラン産ザクロの違い

日本のザクロは1個の果実に果汁が25%しか含まれていないのに対し、イラン産のザクロには63%も含まれています。
品種にもよりますが、イラン産ザクロは果実の直径が15〜16センチもあり、重さも平均で200〜500グラム、1キロを超えるものも珍しくありません。味に関しては、日本のザクロは爽やかな甘酸っぱさが特徴で、清涼飲料水やカクテルなどに多用されています。イランは昼夜の寒暖の差が大きく、砂漠で雨が少ないため、糖度が高い良質なザクロが育ちます。

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◉ザクロの成分について

ザクロには、抗酸化物質などの有効成分が豊富に含まれています。近年では、アメリカ、EU諸国、そして日本でも研究が行われ、下記症例に対し、ザクロの有効性が認められたとの学術報告が発表されています。


<研究事例>
抗がん剤作用 成人病予防 腎臓・尿管の浄化 前立腺 乳がん 冷え性 アルツハイマー 肩こり 腰痛 不眠 睡眠障害 骨粗鬆症 白内障 歯周病 口臭口内炎
抗菌作用 女性ホルモンのバランスの崩れによる不調 生理不順 更年期障害
ストレス 美容 中性脂肪 コレステロール対策 他

<メディアでも注目されたザクロの有効成分>
水溶性糖が多く、優れたクイックエネルギー源として有効
ブドウ糖の分解を促進するクエン酸が豊富
エネルギー代謝を活発にする為の水溶性ビタミン(B1、B2、ナイアシン)が豊富
鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラルが豊富
抗酸化作用(ポリフェノールとエラグ酸)
免疫力の安定性(ルテオ酸)
脳の活性化(グルタミン酸、アスパラギン酸)

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◉ザクロは思っている以上に女性の味方

一生の中で変化する女性ホルモン

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女性は一生にわたって女性ホルモンの影響を大きく受け続けます。
女性ホルモンとは、女性の卵巣から分泌されるもので、卵胞から分泌される卵胞
ホルモン(エストロゲン)と、排卵後に卵胞から変化した黄体から分泌される黄体ホル
モン(プロゲステロン)の2種類があります。女性の身体に欠かせない女性ホルモンであるエストロゲンには、乳房や子宮、腟など女性特有の器官や臓器の発育を促進させる働きがあります。
エストロゲンの分泌は、10歳頃からすでに始まり、20代から30代にピークに達し、
妊娠・出産・授乳に適した状態の体になります。ところが卵巣の老化は他の臓器に比べて早く、30代の後半くらいから女性ホルモンの分泌が減り始め、40代半ばから急速に減少して閉経を迎えます。個人差がありますが45〜 55歳くらいまでのこの時期を更年期といいます。
但し、女性ホルモンは卵巣だけでなく、副腎でも微量ながら作られています。副腎によるホルモン生産は脂肪によって作られるため、閉経後は痩せている人ほど骨粗しょう症のリスクが増えるので注意が必要です。

ザクロの女性ホルモン類似作用

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◯ザクロは女性にとって大切な植物性エストロゲンが豊富に含まれていることが明らかになった
◯ザクロの種からエストロゲンを分離。このエストロゲンは生物学的効能が、実際のエストロゲンに引けを取らないこと、また、ザクロの種は、今までに発見されたステロイド性エストロゲンが最も豊富な植物である
◯果物でビタミンCが含まれているものは多いですが、女性ホルモンに類似した作用を持つ成分を含んでいるものは非常に少ない
◯近年注目を集めている「エラグ酸」の効果も女性ホルモンのバランスを整えるのに期待できる
<エラグ酸>レジスチン分泌抑制作用があり、有名なところでは糖尿病を予防する
インスリン抵抗性現象が多嚢胞性卵巣患者の排卵障害に影響が分かったことから、肥満や糖尿病に夜排卵障害や不妊にも良い

ザクロの種の中にはこの植物エストロゲンであるクロストロールの存在が報告されていて、女性の生理、妊娠、更年期の健康のために良いといわれている
他にもザクロの抗酸化作用には血流改善により子宮内膜厚を良くして妊娠率を上げる試みや、女性不妊だけでなく男性不妊に有効であるという研究も行われている
特に精子が少ない、働きが悪いなどの症例に対して、米国では種々の抗酸化物質を投与する事によって改善させる臨床実験が数多く行われている

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◉こんな時に試してほしいザクロの力

生理不順

卵巣の機能が衰えエストロゲンの分泌が減ってくると、更年期障害の症状として最初に現れるのが生理不順です。また思春期に精神的に不安定になったりすることで生理不順になるのも、このホルモンのバランスの乱れからです。ザクロを摂取することに よって、女性ホルモンのバランスを整えていくことができます。

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冷え性、肩こり、腰痛

冷え性や肩こり・腰痛などは血液の巡りが悪いと起こりやすい症状ですが、日頃からビタミンEやミネラルを摂取するとよいといわれています。ザクロのエストロゲン様物質には血行促進の効果もありますので、血液の循環が改善されれば、このような症状を起こりにくくさせる事も可能です。

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寝つきが悪い

睡眠・覚醒のリズムを作るメラトニンというホルモンの一種があります。このメラトニ ンの増減で眠くなったり目が覚めたりするのですが、体内のエストロゲンが減少すると、このメラトニンの生産と分泌が正常なリズムで起こりにくくなり、夜も目がさえて眠れないという状態が発生します。適度な運動や睡眠前の入浴などで心身の緊張をほぐすことも効果的ですが、何よりもエストロゲンの補給が大事なのです。

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慢性的なストレス

ザクロジュースには仕事のストレスを減らし、集中力を高める効果があります。多忙な労働者がザクロジュースを飲むことによって、慢性的なストレスを緩和し、健康を維持できるという効果があり、ほかのどの果物の果汁でも、ザクロほどの健康への効果をもたらすものは、ほぼありません

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歯周病予防などの口腔ケアに

歯周病予防などの口腔ケアにおいて、ザクロに含まれる機能性成分にはフラボノイドであるエラグ酸(ellagic acid)とプニカラギン(punicalagins)があります。この2つのフラボノイドがバイオフィルムの抑制作用を持つといわれています。ザクロに含まれるエラグ酸とプニカラギンには、バクテリア同士が形成し糊のようなバイオフィルムを作ることを阻止するとともに、バクテリアの繁殖を抑制する作用があります

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骨粗しょう症を予防、改善

骨粗しょう症が閉経後の女性に多くみられるのは、この病気がエストロゲンに深く関係しているからです。エストロゲンは、骨の中のカルシウムが必要以上に溶け出す ことを防ぐ役目をしています。このエストロゲンが急激に減少すると、その役目を果たせなくなってしまい、それまで骨に蓄えられていたカルシウムがとめどなく溶け出してしまい、骨からカルシウムが失われ骨粗しょう症へと発展していきます。つまり、閉経によるエストロゲンの急激な減少が、骨粗しょう症の原因ということです。
骨粗しょう症の予防と改善には、何よりもカルシウムの摂取が大切です。ところがどんなにカルシウムを補給しても、エストロゲンが防波堤の役目をしてくれないと、そのまま失われていくことにもなりかねません。カルシウムの摂取とともに、エストロゲンウィ補充することが大事です。ザクロのエストロゲン様物質は、骨粗しょう症を予防、改善するうえでも大いに役立つと考えられます。

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エイジングケア、美肌、ダイエットに

ザクロには、天然由来のポリフェノ ールの一種であるエラグ酸が多く含まれています。老化・病気の元となる活性酸素から肌や体を守ってくれる抗酸化作用をもち、肌をサビつかせず、若々しく保つために働いてくれるので、日々のエイジングケアにも有効です。また、その美白作用は有名で、透明感あふれる明るい肌を保つために、数多くの美白化粧品にも採用されています。エラグ酸は厚生労働省認可の医薬部外品有効成分でもあります。

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エラグ酸には他にも様々な効果効能があります。通常、紫外線を浴びると肌の中ではメラノサイトという細胞からメラニン色素が生み出されるのですが、これがシミやそばかすの原因になります。このメラノサイトに指令を送っているのはチロシナーゼという酵素で、エラグ酸にはシミの原因となるメラニンを作る酵素であるチロシナーゼの活性を阻害する作用が認められていて、メラニンの生成を抑制することからシミの予防効果が期待できます。皮膚科やアンチエイジング療法を行うクリニックで、シミの治療や予防で処方されるハイドロキノンという薬がありますが、エラグ酸にはこれと非常に似た作用効果があると考えられています。

そしてザクロには多くのカリウムが含まれていて、このカリウムにはナトリウムイオンを 体外に追い出す利尿効果があります。また低血圧を保つ作用もあり、動脈硬化が進むのを予防する効果もあります。これはアンチエイジングにも大きく関係があり、美容を維持する為のクエン酸も多く含まれ、体内の過剰な活性酸素ラジカルを軽減させる効果も示している。

中高年の男性に多いといわれる痛風にも

ザクロは、中高年の男性に多いといわれる痛風の防止にも効果をあらわします。 痛風は血中の尿酸値が高くなって関節に急激に痛みが走り、俗に、風が吹いただけでも痛いといわれるほどの激痛を伴うものです。症状が進行すると、慢性腎炎や腎不全などを引き起こしやすくなります。このような痛風の症状に対して、ザクロの持つ利尿効果が尿酸の排泄を促進させ、血中の尿酸値を下げると推測されます

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がんや動脈硬化なとの生活習慣病

60兆もの細胞からできている私達の体は、その一つ一つにミトコンドリアと呼ばれるいわゆる発電所があります。ここでは酸素を原料としてエネルギーを発生しますが、 その約2%が老廃物に相当する大変毒性の強い活性酸素も生み出します。過酸化脂質という有毒作用のある物質を連鎖的に作るので、悪玉酸素ともいわれています。これが細胞膜や遺伝子を次々と破壊し、がんや動脈硬化、心臓病 などの生活習慣病(成人病)の元凶になります。
この恐ろしい活性酸素を除去してくれる物質の一つにエラグ酸があり、エラグ酸はザクロの中にも含まれています。

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参考・引用
健全社 「ザクロと健康」医学博士:山田義帰 「ザクロ」医学博士:山口武津雄より

◉貧血症状を改善するザクロ

成人女性の5人に1人は慢性的な貧血

顔色が悪い、疲れやすい、立ちくらみがする~などは貧血の特徴的な症状で、成人女性の5人に1人ば慢性的な貧血だといわれています。ザクロは貧血にもよく効く果物です。イランでは、貧血を治すために、その葉を煎じて紅茶がわりに飲むことがよく行われます。実際に、ザクロを習慣的に飲んでいると貧血症状が改善されたという声がよく聞かれます。
ところで、ザクロには成分として鉄分はそれほど含まれていません。「それなのに、どうして貧血にいいの?」と疑問をもたれるかもしれませんが、貧血についてよく理解すると納得できますのでご説明しましょう。
貧血にはいろいろな病型がありますが、最も多いのは鉄欠乏性貧血で、圧倒的に女性 に多いのが特徴です。原因はいろいろですが、偏食や誤ったダイエットなどにより、造血の材料である鉄分が不足するために起こることが多いようです。

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造血ビタミンが重要

貧血の治療法といえば、「鉄分補給」とだれもが考えがちですが、そう単純なものではありません。というのは、いくら鉄分だけを十分に摂っても、体に鉄が補給されるためには、ビタミンCやB群などのいわゆる「造血ビタミン」が必要となります。こうした造血ビタミンの協力があってこそ鉄は体内に吸収されるのです。
食品中の鉄は、動物性食品に多い「ヘム鉄」と、植物性食品などに含まれる「非ヘム鉄」 に分類できます。ヘム鉄は、12〜20%と比較的吸収がよいのですが、非ヘム鉄の吸収率は2〜7%程度にすぎません。ところが、ビタミンCと一緒に摂ると、非ヘム鉄の吸収率が2〜4倍にぐんと良くなるのです。
このように、鉄の補給といっても①鉄分の補給に努めると同時に、②鉄の吸収を良くするための栄養バランスを保つことが重要になってくるのです。具体的には、さきほど述べたビタミンCやB群などのいわゆる造血ビタミンを一緒に摂ることが必要になってきます。
ザクロが貧血症状に良いのは、こうしたビタミンCやB群をたっぷり含んでいるからに ほかなりません。もちろん、鉄分補給が貧血対策として一番です。そのうえにさらにザクロを加えるようにすれば、貧血対策はより万全で強力なものになります。

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◉活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用があるザクロ

ほとんどの病気の原因は活性酸素

病気の原因の一つに活性酸素があることが分かってきました。活性酸素とは、大変毒性の強い酸素で、呼吸した酸素のおよそ2%が活性酸素になるといわれています。
活性酸素のこわいところは、細胞を攻撃して損傷を与えてしまうことです。細胞が壊されると栄養分の取り込みができなくなり、やがては体の健康状態を悪化させます。その結果、ガンや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病になったり、老化やアトピー性皮膚炎、シミ、シワなどを引き起こします
活性酸素の害作用のことを、医学的には「酸化」といいます。酸化すると、物質の性質が変化してサビがでたり、食べ物が腐ったりします。
その強力な酸化物質の一つが活性酸素ですが、食べ物や成分の中には、こうした活性酸素を消し、酸化を防ぐ作用を持つものがあり、酸素やビタミンといった成分がそれらに当たります。
こうした抗酸化物質を体の中に十分に取り入れれば、たとえ体内に活性酸素が発生してもそれを退治することが可能です。

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抗酸化作用のしくみ

抗酸化物質は、いったいどのように活性酸素の攻撃を防ぐのでしょうか。そのしくみを簡単に説明します。
活性酸素は細胞を攻撃し、細胞膜や細胞の核を傷つけます。ところが、このとき抗酸化物質があると、活性酸素は細胞より先に抗酸化物質を酸化させてしまいます。活性酸素がある物質を酸化させると、自分自身は、その物質から電子を取って普通の酸素になってしまいます。普通の酸素では攻撃性(酸化の害)はなくなります。こうして細胞は酸化されることを免れるというわけです。
つまり、細胞を抗酸化物でガードしておくと、活性酸素が攻撃してきても、抗酸化物質が身代わりになって酸化され、そのガードのおかげで、細胞は酸化されずに守られます。
ザクロにはこうした抗酸化作用を持つ成分を豊富に含んでいます。ザクロが含む抗酸化物質には、ビタミンB2、Cのほか、エラグ酸などがあります

雄ラットにおける精液の質、精子細胞濃度、抗酸化活性およびテストステロン濃度に及ぼすざくろジュース摂取の効果
トルコFirat大学 獣医学部生・人工授精部門による研究  

<背景および目的>
健康な雄ラットの精液の質、精子細胞濃度、抗酸化活性およびテストステロン濃度に及ぼすざくろジュース摂取の効果について研究すること

<方法>
28匹の健康な雄ラットを4群に分割し、①水、②③④には濃さを変えたざくろジュースを7週間毎日経口投与し、体重、生殖器官重量、精子細胞濃度、精子特性、抗酸化ビタミン濃度、テストステロン濃度、脂質過酸化反応濃度、抗酸化酵素活性などについて調べた。

<結果>
ざくろジュースの摂取により、精巣上体中の精子濃度の上昇、精子運動性の増加、精子細胞濃度の増加および精細管の直径の増大、ならびに生殖細胞層の厚みの増加などがもたらされ、また対照群と比較して異常精子発現率が低下した。
<結論>
この結果は、ざくろジュース摂取がラット精子の質や抗酸化作用を改善させることを示唆している。

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エラグ酸のレジスチン分泌抑制作用は多嚢胞性卵巣の排卵障害にも効果的
クリニカルカンファレンス3  排卵障害とインスリン抵抗性
鹿児島大学 堂地勉/ 金沢医科大学 牧野田 知 /大分大学 河野 康志
日本産婦人科学会雑誌 日産婦会誌より 

エラグ酸にはレジスチン分泌抑制作用があります。エラグ酸は糖尿病の発症要因となる病態 「インスリン抵抗性」の原因分子の1つである「レジスチン」の分泌を抑制する働きを持っているのです。「エラグ酸」は悪玉の「レジスチン」の分泌を抑制する一方、善玉分子の分泌には影響しないという利点も判明しました。

このインスリン抵抗性現象は多襄胞性卵巣 (pco) の患者さんの排卵障害に影響がある事がわかっています。インスリン抵抗性改善薬によって排卵しやすくなり妊娠例も増加していると日本不妊学会が発表しています。
肥満と糖尿病は不妊・ 排卵障害に大きな影響を与えています。

ザクロ果汁が新生児の脳損傷を防ぐ

ワシントン大学医学部神経学部長 David Hltzman 健康産業新聞より

ワシントン大学医学部が実施したマウス実験で、妊娠中にザクロ果汁を飲むと低酸素性、虚血性疾患に関連した新生児の脳損傷が抑えられることが示唆されました。低酸素性、虚血性疾患とは、新生児の脳に送られる血流と酸素の量が減ることにより生じ、早産や他の妊娠合併症と関連があります。成熟時の場合は1000人に2人、そして34週以前に生まれた未熟児の場合は高い確立で脳損傷が起きます。ザクロは、ブルーベリー、緑茶、赤ワインにも多く含まれる抗酸化成分ポリフェノールが豊富です。

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ある研究では、ポリフェノールが豊富な食事で栄養補給することで、成人型の虚血やアルツハイマ病から脳を守ることが証明されました。「新生児の低酸素性虚血性脳症は治療が非常に難しく、現在、病状の進行を止めたり、改善したりする方法はほとんどありません」と研究報告書の第一著者であり、同大学神経学部長のDavid Hltzman 氏は言われます。「私たちは多くの場合、発症時に症状の進行を止めることに専念しますが、もし発症リスクを持つ全ての胎児に予防的措置が取れれば、この種の損傷による影響を減らせるかもしれません」
同氏の仮説によると、アルコール摂取は先天異常のリスクをあげるため、妊娠中の女性にとってはザクロは赤ワインに代わる有効なポリフェノール源となります。
この仮説をマウスで実験するため、チームは妊娠から3分の2の期間が過ぎた時期と授乳期間中の七日間、母親マウスに3種類の濃度のザクロ果汁を混ぜた水のいずれかを、また、対照群に水、砂糖水、ビタミンCのいずれかを与えました。その後、マウスの子供の脳の酸素レベルと血流を一時的に減らし、人間の低酸素性虚血性脳症児に現れるのと類似した症状を生じさせる過程を作りました。24時間経過後には生化学的に、1週間後には組織的に脳損傷の評価を行い、失われた脳組織の領域の割合を確定しました。
その結果、ザクロ果汁を飲んだ母親マウスの子供の脳は、調査された三領域の全てにおいて脳組織の破壊が60%以上も少なかった。中でも最も濃い果汁を摂取していたマウスに最も高い効果が現れました。

同氏は、この研究結果は、妊娠中の人を対象にした実験が今後有効であることを示しているとしたが、新生児の低酸素性、虚血性疾患の予測は比較的困難なため、十分な人数の被験者を集めるのは容易ではないということも助言しています。
しかしながら「出産を予定している人に対し、ザクロ果汁を飲むことによって低酸素性、虚血性疾患による損傷が減ることが動物実験において示唆されていることを助言しても良いでしょう」と述べています。

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