妊活に鉄の栄養分は欠かせない!妊活と鉄分不足の関係とは?

鉄分不足は鉄欠乏症を引き起こすリスクがある

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一般的に鉄分が足りないと貧血になりますが、鉄分が人体にとって大切な栄養素であることはよく知られていることです。基本的に、鉄分は血液の中の赤血球をつくる働きをしています。赤血球は体内に酸素を運ぶ働きをしていますが、鉄分が不足すると赤血球の働きが悪くなり、身体が酸欠状態になりその結果、貧血を引き起こしてしまいます。この鉄分が妊活・妊娠にどう関係してくるのか理解されている人は少ないのではないでしょうか。

妊婦も鉄分が必須と言われるわけがありますので、ここでは鉄分が妊活にどう関係するか学んでみましょう。女性は毎月の生理がある為、普段から鉄分が不足しがちです。鉄分が不足すると貧血、手足の冷え、頭痛、肩こり、疲れ、めまい、耳鳴り、立ちくらみ、肌荒れ、シミ、口内炎といった症状がでます。女性はこの中でも特に貧血気味の人が多いとされています。

女性はこのように鉄分の不足を起こしやすいのですが、妊娠するとさらに鉄分の不足が深刻になります。妊婦の鉄分が不足すると、体が酸欠状態になって胎児に酸素や栄養がいきわたらなくなる危険性も出てくるので、妊活中は積極的に摂取が必要です。鉄分が不足する理由としては、お母さんからもらう栄養の元である胎盤形成にたくさんの鉄分が必要ということがあります。

鉄分は子宮の粘膜をつくる材料に使われており、精子と卵子が受精した後に受精卵が子宮に着床しますが、受精卵のベッドにあたるのが子宮の粘膜でこの粘膜が鉄分から作くられるのです。さらに、妊娠後期の妊婦は2人分の血液が体内に流れるようになる為、普通の状態から1.5倍の量の血液が必要となり血液が薄まるのです。妊娠中の女性の8割が貧血になるとも言われており、その中で最も多い原因が鉄欠乏症です。

鉄分は妊婦が最も不足しやすいとされる栄養素で、毎月生理で鉄分を失っている女性は、もともと鉄欠乏症に近い状態になっている場合があります。鉄分不足の貧血は深刻な症状を発症する可能性があるので、普段から意識的に鉄分を取り入れることが大切なのです。

妊活中の鉄分はただ沢山摂取すればいいわけではない

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このように、鉄分は妊活に必要な成分であり、妊娠中は赤ちゃんの分も含めて、通常の倍の鉄分が必要になるといわれています。鉄分は体内に貯めておくことが出来る成分なので、妊活中からしっかりと摂り続けることが重要です。妊娠中でも治療が必要と診断されると、医師が鉄分のサプリメントを処方することがあります。妊活を始めたら、まず、毎日の食生活で鉄分が足りているか判断をしてみましょう。

鉄分はレバー、牛肉、豚肉、鶏肉、かつお、まぐろ、ひじき、ホウレンソウなどから摂ることが出来ます。もし、毎日の食生活で鉄分を十分に摂取できないと感じたら、ヘム鉄などの鉄分の摂取ができるサプリメントを利用してみましょう。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり非ヘム鉄よりヘム鉄の方が5倍から10倍吸収率がよいとされており、サプリメントで摂取する場合ヘム鉄が人気となっています。

不妊治療を行っているあるレディースクリニックの不妊の患者さんのほとんどは、潜在的に鉄分が不足しており、その割合は9割に上ります。不妊治療が長引いている方にも鉄分の摂取は効果的といえるため鉄分サプリメントの利用を検討してみるとよいかもしれません。ただ、鉄分をサプリメントで補う際に、鉄分が不足しているかどうかについては自分だけでは分からないですよね。その判断に不安がある場合は、極力医師へ相談しましょう。

鉄分が不足しているのでは、という独自の判断で鉄分を過剰に摂取することは危険を伴います。鉄分の過剰な摂取により、余った鉄が動脈硬化肝障害の原因になる可能性があります。また活性酸素が増加して卵子や精子を傷つけるといったネガティブな現象の引き金にもなりかねません。鉄分をしっかりと摂取することも大切なのですが、それと同時に過剰摂取にも気を付ける必要があるのです。

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