なんで妊娠できないんだろう?
大人になったら結婚をして子どもを産んで暮らすというのは一般的な幸せの1つです。もちろん結婚や子どもを産むことだけが幸せとは限りませんが大多数の人がそれを望んでいることは確かです。昔の日本では結婚して3年経っても子どもがいないと離婚させられたこともあるそうです。その時は子どもを産めないのは女性に責任があるという風に言われてきました。ひどいときは女性としての魅力や素質がないとまで言われたそうです。
でも最近になり不妊は女性のみならず男性にも原因があることが分かってきました。なので不妊治療するにも女性だけでなく男性も同じように治療していかなくては原因を探れないのです。中学校では保健の授業で性について学びます。望まれない命が増えないように避妊を学びます。その時に妊娠や出産についても学びますが大切なことを教えるのを忘れてしまっています。それは年齢とともに妊娠力がどんどん下がってしまうということです。
若いうちはそんなこと気にしないでもいいかもしれませんが大人になって毎日を過ごしているとあっというまにそのときは訪れます。身体や顔はメイクやエステでキレイにしていても体内はそうはいきません。卵子や精子は年々年を取って老化していくのです。
いざ、妊娠のタイムリミットが近づいていると思っていても相手を探したりなかなか妊娠しなかったりして上手くいかないことが多いです。子どもを産みたいと思うのが若いうちからある人は行動に早く移していますが、いつか産めればいいと思っている人は後々手遅れになってしまうこともあるのです。後で後悔しないためにも人生設計を自分で見通しておくことが大切になります。
妊娠は待っているだけではできない
妊娠はいくつもの奇跡が重なって起きる現象です。ただ適当に性交渉をしていても妊娠する確率はあがりません。不妊治療をしているとまずはタイミング法と言って排卵日を自分で予想してその日に性交渉をするように試みることが多いです。確かにそれで受精して妊娠できればいいのですが、可能性をさらにあげるために自分で身体のコンディションを整えておくことが何よりも大切になります。妊活は早めにおこなえればおこなえるほどいいですよ。
卵子と精子の質をあげること
受精は卵子と精子が一体化して起こります。よって質が悪ければその分受精率はガクッと下がり妊娠ができません。受精したとしても質が悪いと途中で細胞分裂が停止してしまったり上手に受精できずに障害を持った子どもが生まれる可能性があります。年齢を重ねることによる老化は防げませんがその速度をゆっくりにしたり、質を上げることは可能です。
子宮膜を厚くしてふかふかベットを作る
せっかく受精しても子宮膜が薄くてもぐりこめずにいたら妊娠できません。残念ながら現代社会ではストレスや食生活の乱れにより子宮膜が薄く、子宮の状態も悪い女性が増えてきています。生理不順だったり月経痛がひどい人は1度婦人科で受診することをおすすめします。
充実した性生活をおくること
排卵日を予想したらその日だけ性交渉をおこなえばいいという考えは女性が持ちがちなパターンです。でも本当にそれでいいのでしょうか?不妊治療はいつゴールにたどり着けるのかは誰にもわかりません。長い道のりをパートナーと2人で協力して歩いていかなくてはいけません。
男性はデリケートなので性交渉を任務に感じてしまうと途端にやる気をなくしてしまいがちです。初心に戻って考えてみると妊娠を考える前は性交渉はお互いを知って気持を確かめ合うコミュニケーションだったはずです。それを忘れてしまわないようにすることが大切です。
そのためにはパートナー同士感謝の気持ちを忘れずに毎日を過ごすことです。排卵日のことを話し合ってもいいと思いますが性交渉を子作りのためだけのものにしないようにしましょう。
妊娠力がアップする!健康的な身体作り
妊活には「卵子と精子の質をあげること」「子宮膜を厚くしてふかふかベットを作る」「充実した性生活をおくること」が大切であることを話しましたが、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?それは健康的な身体作りをお互い気を付けておこなうことです。
こう書くと当たり前のように思えますが現代社会ではこの健康的な身体作りができている人は少ないです。不健康な身体になると身体も危険信号を出しているので自分を守るので精一杯になります。妊娠は後回しにして身体を維持するのにエネルギーを使ってしまうので妊娠力は低下してしまいます。それでは妊娠力をアップさせる方法とは何でしょうか?
生活習慣を見直して規則正しく過ごす
このことがとても大事になります。生活習慣を細かく見ていくと以下のことがあります。
- 早寝早起き、質のいい睡眠
早寝早起きが理想ですがなかなか働いていると難しいかもしれませんね。そんなときは質のいい睡眠を心がけましょう。寝る前にぬるめのお風呂につかったり小説を読んだり気持をリラックスさせてスッと眠れるようにしましょう。
- 適度な運動をする
ジムに通ったり走ったりとハードでなくても、生活する上で意識的に身体をよく動かして歩くだけでも大きな効果があります。筋肉量が増えると身体の基礎代謝が上がります。また心地よい疲れが質のいい睡眠にも繋がります。
- ストレスを軽減させる
ストレスを全く感じないというのは無理なので、ストレスを発散させる方法を自分で考えましょう。適度なストレスは緊張感や生活にハリを与えてくれるので必要です。
- 栄養バランスがいい食事をとる
忙しいとついコンビニやお惣菜ですませてしまうことがあると思います。それはまだいいですがお菓子やファーストフードばかりな人が多いのも確かです。身体は食べたもので作られています。偏った食事をしていると身体にすぐに表れて疲れやすかったり情緒が安定せずに日々の生活が辛くなります。特に妊娠を考えるにあたっては偏った食生活は大打撃です。妊娠しやすい身体を作るためにも必要な栄養素を適切に取り入れましょう。
サプリメントと上手に付き合う
食生活はたんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとることが基本です。そして毎日続けていくことが大切になってきます。難しいのはこの毎日続けていくことです。なかなか食事だけではとれない栄養素もあるのでその時はサプリメントを上手に使いましょう。妊活している人にとってサプリメントは大事なものなんです。
でもただやみくもにサプリメントを選んで飲めばいいというわけではありません。自分に合った栄養素を選んで適切な量を飲みましょう。妊活中に飲んでほしいサプリメントを紹介します。
- 葉酸
- カルシウム
- マグネシウム
- 亜鉛
- ミネラル
- ビタミンE複合体
- 鉄
これらの栄養素が含まれているサプリメントがおすすめです。特に葉酸は妊娠初期に必要になるものなのでしっかり妊活中から飲み続けておきましょう。サプリメントなら気軽に持ち運びもできるので旅行や出張などになっても毎日飲み続けることができますね。
いいサプリメントの選び方
- 天然由来のもの
化学合成品は作る過程で不要な化学物質が含まれていることがあります。
- 無添加のもの
色や香りがあまりついていないものを選びましょう。
- 信頼できる場所で作られたものを
海外のサプリメントの中にはとても安いものがあります。ただ日本の安全基準を満たしていないものもあるので注意しましょう。